カラコンのEXPは何を表しているのか
カラコンのEXPとは
カラコンの外箱、あるいはプラスチック等で作られた内側のケースには、EXPという文字と一緒に数字が記載されています。
これは「Expiration date」、つまり「有効期限」あるいは「保存期限」の略称であり、食品で例えるとするならば「消費期限」といった意味合いを持つ数字です。
仮にEXPの近くに「2022/01/01」と記載されていれば2022年1月1日まで、「2022/01」と記載されていれば2022年1月末までがそのカラコンの保存期限になります。
日付の表記方法のパターンは非常に多く、「2022-01-01」といった形で表示されているカラコンもあれば、「220101」といった形で表示されるカラコンまで様々です。
また、海外製のカラコンにはEXPという言葉の代わりに「BEST BEFORE」という言葉が使われていることや、砂時計のマークが使用されていることもあります。
大半のカラコンは購入から2~5年後が消費期限として定められており、EXPの日付よりも前にカラコンを使い切れば、確実に安全性を確保することが可能です。
EXPの日付を守る必要はあるのか
食品の消費期限という形でEXPを例えましたが、消費期限は多少守らなかったとしても腹痛を起こすことはありませんし、EXPを厳守する必要は無いと考える方も多いでしょう。
確かに未開封の状態であれば細菌が入り込む可能性は低く、EXPが超過しているカラコンを装用したとしても、特に問題を起こさずに装用できる可能性はあります。
しかし問題となるのは、EXPの日付を過ぎたカラコンを使用し、万が一何らかの問題が生じたとしても、メーカーからの保証を受けることができないという点です。
メーカー側としては、品質を保証できる期限を明確に示すためにわざわざEXPを定めて記載しているわけですから、その期限を過ぎたカラコンに問題が起きたとしても責任を持ちません。
万一のトラブルやリスクを避け、また、もしも何らかの問題が発生したとしても、メーカー側が責任を持って対処してくれるEXPは、必ず守ることを心がけましょう。